Eゲ

にわかによるギャルゲー(基本エロゲ)の感想

Princess Evangile PSP版感想

MOONSTONEの8作目の移植版です。

 

あらすじ

面倒いので公式から引用

理瀬は主人公のことを見所のある男子と判断し、とある計画を話してくる。

その計画とは、街でも有名なお嬢様学校“私立ヴァンセンヌ女学園”に、留学してくれないか──というものだった。

ヴァンセンヌ女学園の理事会は、“男女共学化”の方針をめぐって、まっぷたつに割れているという。論争は長年続き、もはや事態の収拾は不可能と見た理事長(理瀬の祖母)は、サンプルとして一人の男子生徒に“留学”してもらい、それをもって共学化の是非を判断することにした。

そのサンプルとして認められた主人公は、ヴァンセンヌに入ることにするのだが……。

 

登場人物

-攻略キャラ

  • 瓏仙院理瀬:

 主人公が最初に出会う女の子。学園の理事長の孫娘。

 

  • 鷺澤千帆:

主人公の幼馴染。1年前に別れたきり会っていなかったが学園で再開する。(個人的に一番好き)

 

  • 北御門律子:

主人公達の1年後輩。理瀬の所属する白百合会の反対組織である紅薔薇会の会頭。

 

  • 北御門綾佳:

律子の姉で主人公達の1年先輩。

 

-サブヒロイン(W Happinessでは攻略キャラ)

なんか凄い財閥(?)の一人娘。 

 

  • 柳瀬このみ

 律子を慕う中期課程3年の子。

 

  • 目加田美月

元来紅薔薇会の筆頭であったが律子に会頭の座を譲る。摩理香を慕っている。

 

  • 妙義摩理香

3年生で生徒会長。

 

  • 野木民恵

 報道部のエースで主人公達と同学年。

 

 

 

 

 

※以下ネタバレあり

感想 

共通ルートは主人公がPremier Voteで居続けるか否かを決めるところまで、個別ルートはそれ以降です。4人の内1人を選ぶような超露骨選択肢が数回出てくるので各√突入は簡単でした。

ちなみに僕は理瀬→綾佳→律子→千帆の順でやりました。

 

  • 共通ルート

主人公が民恵以外の主要キャラを一人づつ攻略して(律子と美月は直接ではないが)モテモテになる話です。投票結果が満場一致で残留賛成っていうくらい皆に認められます。

個人的に、このみちゃんの話が面白かったです。というか他の話はツッコミどころがあってなんか締まらない気がしました。若干目をつぶれば気にならないですけど。とりあえず千帆が可愛かった。

 

 

  • 理瀬ルート

主に千帆との三角関係と理瀬の母親との話。あまりに千帆が可哀想で理瀬√を最初にやったのを後悔しました。最終的には千帆も祝福してくれますが。

終盤で主人公が腹を刺されながらも瓏仙院母娘の仲を取り持ったシーンがあるんですが、あそこは中々良かった。ぶっちゃけ前半はスケベだけど偶に超人的なスキルを見せて問題解決するみたいなことが多かったんですが、ここでは普通に頑張っていたので感心しました。まあその後80%の確率であぼーんになる手術を乗り越えてますけど。

理瀬は学校の皆に"思い出に囚われず今の幸せを見つけて欲しい"ことを訴えます。その背景にある瓏仙院家の事情の解決を二人で解決し、強くなった理瀬が学生たちに思いを伝えるという展開には惹き込まれました。

 

  • 綾佳ルート

前半は綾佳とくっつくまで、後半は綾佳の両親についての話です。

なんやかんや両想いな二人ですがなかなかくっつかずいるところに佳代子という律子のペンフレンドが登場し、そのためもあり体育祭で結ばれます。

後半は結構ややこしい綾佳の出生の話で、個別ルートに入った頃に綾佳は父親の連れ子で律子とは半分しか血の繫がらない姉妹だと聞かされるところから始まります。

しかし、後半になり綾佳の母富江の墓へ行きその没年と綾佳の誕生日に相違があることに気づき真実を父親から聞きます。

真実というのは綾佳が連れ子ではなく正真正銘父親と校長の娘である、ということです。綾佳の父親は富江と恋仲でしたが富江は癌で床に伏せてしまいます。結果、父親は校長とデキ婚しますが、罪の意識に苛まれた校長は精神を病み、綾佳を実の娘とは認識しないよう になります。その後なんやかんやあり、北御門一家は和解するってのが流れです。

 

綾佳は複雑な親の事情もあり独占欲が強くて最高でした。あと髪を下ろすシーンが一回だけあったんですが、そこが良かった。髪下ろすのってすげー良いと思う。

終わってから考えると律子√の補間を担っていると思います。校長が嫌がらせする理由はこのルートでしかわかりませんから。

 

  • 律子ルート

前半はお約束の付き合うまで、後半は律子の結婚の話です。

綾佳ルートでは律子が応援してくれましたが、律子ルートでは綾佳とこのみが仲を取り持ってくれます。綾佳との仲の良さが伝わって大変よろしい。

まあなんやかんやあって主人公と付き合うようになる律子ですが、校長から婚約相手を決められています。最初のうちはなんとか躱す律子ですが、クリスマスに校長がキレてから不穏な雰囲気になります。

で、総選挙の2週間程前の日に主人公が監禁されます。主人公が動けないうちに律子を無理矢理結婚させるという企みです。結局助けに来た綾佳から事情を聞いた主人公はギリギリで律子を助けます。ついでに結婚式に乱入した主人公と律子は結婚します。

校長とは和解して無事二人の仲は認められます。最後は律子から「あ、な、た」と呼ばれて終わります。

 

正直に言います。前半は良かった。ただ後半、特に25話(最後から2番目)はしんどかった。何故かというのは簡単で校長がマジで気に入らない、というかヤベー奴やんとしか思わなかった。結婚式後はかなり態度が変わって認められるし、拉致監禁しときながら捕まってないし…     うん。

ただ律子がめちゃくちゃ可愛いのは間違いないです。実際人気投票で彼女は1位です。その理由は実によくわかりました。付き合う前と後のギャップが一番激しいのは律子です。

最後の終わり方はなんかきました。

あとエヴァンジールって福音書って意味らしいですが、この単語が出てきたのはこのルートだけでした。そこまで関係なかったですけど。

 

  • 千帆ルート

他のルートと同じく、前半はくっつくまでで、後半は問題解決する話です。

綾佳√と律子√がセットになってるとしたら千帆√は理瀬√とセットになっていると言えるでしょう。何故なら前半は理瀬との三角関係の話だからです。

後半は問題解決すると書きましたが、このルートでの"問題"は主人公の父親です。金に飢えた父親は主人公たちを騙して千帆を風呂屋()で働かせようとしてきます。まあ色々ありますが、無事解決します。

 

上の方にも書きましたが、僕は千帆が一番好きです。やる前からもそうでしたし、終わった後でも千帆が一番だと思います。とにかく千帆が可愛かった。。。

でもこのルートは千帆が可愛いだけではありません。主人公の父親問題解決後、総選挙で勝つべく千帆が活躍します。後期からきたお客さまとして馴染めずにいた千帆が学校を守るために奮闘します。この時の千帆の演説は感動した。

 

 

 

 

 

 

 

良かったこと

-千帆が可愛すぎる。付き合う前も可愛いし付き合ってからも可愛いしこの娘ダメだ。ダメにされちゃう…

 

 -加えて他のヒロインも可愛かったです。他の3人はもちろんですが、サブヒロインの瑠璃子や美月が良かったです。あと何気にシスターも好き。

 

 -CG(SD含む)が多めでどれも良い。各ルートで1枚好きなのを選べと言われたら困るくらい。特に千帆√は全て良かった。

 

 

 

 

気になったこと

-最初から瑠璃子√も入れて欲しかった。白百合会で瑠璃子だけ個別√ないのがなんか(?)と思いました。逆に言うとそれだけサブヒロインズも輝いてた。

 

-共通ルートが長い… 選択肢の位置の都合上かなりスキップしなきゃいけないのでちょっと面倒でした。

 

-何が問題なのかわからないですが、オートモードにしているとちょくちょくフリーズしました。以降は諦めてひたすら◯ボタンポチポチしてました。

 

 

 

 

総評

ヒロインズは可愛い。主人公も別にやれやれ系とか難聴系鈍感とかじゃなく苛つくこともなかったです。

一方ストーリーは若干ツッコミどころがあった。そこまで気にならないかもしれないですが。

それよりは何より"校長"をアクセプトできるかにかかっていると思います(千帆√の場合主人公の父親)。校長は4つ中3つのルートにおいて敵ですからね。しかも一々嫌がらせや中傷をしてくるので中々に苛つく。ハリーポッターでいうとこのアンブリッジ(不死鳥の騎士団で出てきたピンクのおばさん)的な。

 

あくまで個人的な感想ですが、順列をつけると千帆>>律子>理瀬、綾佳です。もうこの記事で一番言いたいことは千帆が可愛い、ということです。

 

 

 

 

W Happinessは近いうち買います。千帆アフターがやりたいので。

でもまずはいろとりどりと星空のメモリア買って、やります。