FAVORITEの"星空のメモリア"、"いろとりどりのセカイ"に続く三作目、「アストラエアの白き永遠」の感想です。星メモも実質(CROSSNETの付かない)FAVORITEの作品と言っていいでしょう(適当)
※ネタバレありです。
いやーホント、夏休みなのにまとまった時間が中々取れなくてエロゲをやれていなかったのですが、遂にエロゲ欲を抑えきれなくなったので寝る間も惜しんでやりました。いろセカよろしく中々の長さでした。
先に言っちゃいますが、この作品は睡眠時間を削ってまでプレイする価値のある素晴らしい作品でした。
いつもの如く拙い文章(なんなら日本語も相当怪しい)で、読んでくださる方々にこの感動が伝えられるとは全く思いませんが、僕はとても感動しました。これは間違いないです。
公式HP→
登場人物等はこちらで確認お願いします。というか以降基本的には人物の説明を省くのでやったことない人は見ておいたほうが良いかと思います。
順番はプレイした順です。落葉、琴里、一夏→コロナ、りんね→雪々の順でルートロックかかってます。
落葉√
赤の子。CVはみんな大好き小鳥居夕花さんです。僕も大好き。
大ざっぱなあらすじ
→主人公が落葉や葉月と共に暮らす内に二人を守る決心をして、橘家の一員になります。最初は家族として陸と落葉は接しますが、落葉と葉月の父親である局長とのいざこざやらでお互いの恋心を自覚します。
葉月は恋仲になった二人を気遣い、無茶をするようになります。陸と落葉は家族がどのようなものであるかを諭し、三人で新たな家族を作っていきます。
こんなまとめ方で伝わるかわからないですが、要は橘家の家族の絆の話です。どことなく星メモの千波ルートを思い出させるストーリーでした。ただ千波ルートはどっちかというと大人勢の考えが主だったのに対し、こっちは陸、落葉、葉月の当人達が主になってます。
落葉も葉月も優しすぎるが故に自分を大切にしない所があり、却って周りをドギマギさせる性格です。そこに主人公が切り込んでいく的な。
神にーさまが言ってた通り、一度家族ルートに入ると恋人ルートに修正するのが大変になるんですな。何だかんだでちゃんと付き合うようになるまで長かった。
ニャンニャンしてるとき、表向きはクール振っていながら心の声が能力でだだ漏れになってるのが凄く可愛かった。しかも心の声は超甘々だったのがなお可愛かった。
つか三人の写真に写ってる陸可愛すぎでしょ。一瞬誰かと思いました。この後で能力使ってるCGをよくよく見たら可愛い顔してました。りっきゅん?
琴里√
紫の子。私達のデート云々じゃないよ。
能力のせいで両親と仲違いすることになった琴里は能力を嫌っていました。またその経験から何かをしようと努力した結果、裏目に出てしまうことを恐れていました。
主人公は落葉やりんね達との関わりを通じて知った絆を琴里にも知って欲しいと考えます。結果琴里は勇気をもらって両親と復縁し、前向きに生きるようになります。
まあ要は負けず嫌いでツンデレな琴里をデレさせるストーリーです(雑)
孤独に生きてきたために生きることに希望すら持たない琴里と、同じような境遇&考えの主人公が共に成長していく話です。
ED後の卒業式、感動モノでした。なんなら自分の高校の卒業式より感動したね。というか自分の場合早く帰りたいとしか思ってなかったし…
琴里がデレるまでがとても長い。というかデレるのはホント最後の最後です。攻略されるのは超早いけどね。
というか琴里の能力って今作品中ではぶっちぎりのチート級ですよね。道具(真剣)で触れれば一定の重さ、距離ならなんでもテレポートさせられるうえにその道具自体は無条件で召喚可能とか… そのためか戦闘シーンに熱が入ってました。
一夏√
ピンクの子。いちかわいい。CVはみんな大好き桐谷華さんです(2回目)僕も大好き(2回目)
一夏は能力に目覚めるもそれは一時的なもので、やがて能力を失います。能力は一夏にとって陸や姉の美晴との繋がりであったため、塞ぎ込んでしまいます。陸はそんな一夏に寄り添い、能力が無くてもずっと一緒にいると伝えます。
一方で美晴とはすれ違いが続き、遂には美晴が一夏を置いて転勤してしまいます。陸と一夏は美晴を追いかけ会いに行きます。
美晴は素直になれないだけで一夏を大切に思ってました。そんな美晴の本心を知り二人は和解します。
一夏は美晴を追いかけるため、宇宙の研究者になることを決意します。陸もまた夕凪姉妹が和解する様子を見て二人に憧れ、一夏と共に宇宙の研究者になることを決意します。
一夏はクラスメイト的な立ち位置です。共通ルート時点でも可愛いなーと思ってましたが、個別ルートではなお一層ヤバかった。
1つに常時デレデレなのが可愛い。主人公はいまいち気づいてませんが落葉達が呆れるほどデレデレなのが丸わかりです。可愛い。
1つに嬉しいことがあるとニヤけてくねくねする癖があるのですが、これが超可愛い。えへへ〜って笑うのがヤバイっす。CVの桐谷さんの演技が輝いてます。可愛い。
一夏が「大好き」って言ったとこはクラっときました。破壊力がパネェ…!
ルートそのものも良かったです。一番の理由としてはりっくんが格好良かったからです。他のルートでも悪いという訳ではないですが、このルートでは一夏や美晴のために行動してて格好良かった!はい。
コロナ√
黄色の子。二つ目の選択肢は笑った。
超超ネタバレなこと言いますが、コロナはロボットではありません。本当は超優秀な能力者で、共感能力(エムパシー)や催眠能力(ヒュプノ)を使って周りや自身にロボットだと思い込ませていました。コロナは有人火星探査の飛行士になる予定で、過酷な環境に耐えるために機械的精神を得ようとしていました。
陸はその考えを改めさせ、一人の人間として宇宙へ旅立つよう説得します。そして自分もコロナと共に宇宙センターで飛行士の特訓をし、バックアップクルーになります。
コロナは幼い頃能力に目醒めた際の暴走で家族を傷つけた過去があり、長い間家族から離れていました。また火星探査の成功例が非常に少ないことから本心では諦めていました。
しかし陸が"必ず生きて戻れるようにする"と約束してくれたことから、諦めていた気持ちを改めます。出発前に家族に挨拶し、宇宙へ旅立っていきます(ED後で帰ってくる)。
あらすじが長くなってしまいましたが、実際長かったように思います。でも内容は凄く良かったです。まあED後はちょっとあれだったけど。あ、ちなみにコロナの本名は最後でわかりますが「浅海ころな」です。つか最後サラッと言ってましたがコロナって陸より年上なの?マジで??
火星探査と、話が中々に大規模になって他のルートとはかけ離れた感じの話でした。が感動的でした。特にCGが差し込まれてるような所はどこも神シーンだった。
それから星メモネタがちょこちょこあったのが良かったです。星メモもう一回やり直したいな…
りんね√
水色?白?の子。超超超超超超超超ネタバレなこと言いますが、りんねは陸の妹です。異母兄妹です。
陸はそのことを知りませんがりんねは幼い頃から知っていました。そのため母親を亡くしてから、陸を追い続けていました。
月ヶ咲に来てから陸は落葉と葉月という新しい家族を得ます。りんねは身を引こうとしますが雪々に背中を押されて告白します。また陸と結ばれたことで決心し、兄妹である事実を伝えます。二人は恋人として、同時に兄妹として共に生きていきます。え?短い?気のせいでしょ。
チョロインが多い今作品の中でも初期好感度がずば抜けて高いりんねはやっぱり陸が大好きでした。まあ知ってた。
妹モノで兄妹でなく恋人になりたいってのはよくありますが、恋人としても兄妹としてもありたいっていうのは中々面白い発想でした。
気持ち短く感じましたが、雪々√を除いた5つの中で雪々や能力のことを一番踏み込んでいたルートでした。5番目にプレイしたのでそう印象に残ったのかもしれません。
雪々√
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公式サイトには出てきませんが、陸には白羽幸という姉がいます。
雪々は地球とは異なる滅びゆく星の最後の命であった樹と幸の想いが重なったことで生まれた命でした。子孫を残したい大樹と友達が欲しかった幸は火星から持ち帰った星の欠片により出会い、幸とエネルギーを共有する形で雪々が生まれます。しかし元々病弱だった幸は耐えられず寝たきりになります。
この作品の主題でもある"能力"は感染症のようなもので、迷いを持った者が同じような迷いを抱える能力者に共感すると感染して能力者として覚醒します。陸は子供の頃雪々と親しくする内に能力者になりました。
能力者として覚醒すると日常生活が困難になることがあり、能力を嫌う能力者は多数いました。雪々はその原因である自分は必要とされていないと考え、自分を犠牲にして病弱な幸を助けようとします。
しかし能力は悪い影響をもたらしただけではありませんでした。たくさんの能力者達の想いを雪々に伝え、雪々は皆から愛されていることを知ります。雪々は自分を犠牲にすることを止め、陸と共に地球で人間と妖精が共に暮らしていけるように旅を始めます。
何言ってんのかよくわからねーよ!と思った方、是非プレイしてください。もしくは他の方の記事を参考にするとか...?若干僕自身分かっていないところがあるので説明が曖昧です。説明下手なのは勘弁してくださいm(_ _)m
そんなわけで内容について細かく触れるのはやめておきます。FDであるFinaleをプレイし終わったら改めて考察しようと思います。といってもしばらく忙しいのでプレイし終わるのは10月入ったらかな...
キャラクターについて述べれば、雪々が超可愛かったね。りっくんがロリコンになるのもわかります。過去作でいえばメアのような感じです。メアは中々素直じゃないのに対して雪々は純真という違いはありますが。
また幸については夢のような感じです。というか見た目と言い夢だよね。初登場時はベッドの上で、しかも髪を下ろしているので夢が出てきたのかと思いました。
アス永遠は幸に限らず魅力的なサブヒロインが多いです。ひなた、累、美晴、幸のルートないかなーとプレイ中考えていました。Finaleのパッケージ裏を見るとどうやら幸のルートがあるようです。やったね。
総評
- ストーリー:
いろセカよろしく話を引っ張っている感じはありますが、流石のFAVORITEクオリティーです。また過去作同様FDありきな所があるのでFinaleに期待です。 - キャラクター:
たまんないっす。特にどのヒロインも癒やし力と甘やかし力が高いと思います。甘えたい。 - CV:
エロゲ声優そんな詳しいわけじゃないですが、小鳥居さんや桐谷さん等僕でもわかるくらい豪華な方々が出ています。また星メモやいろセカに出演されてる方もサブキャラとして出ています。累の「バカバカね」はにやけた。ちなみに雪々や幸の声優はVita版やFinaleでは違う方が声をあてているようです。 - 音楽:
"White Eternity"と"雪のエルフィンリート"は特に大好きです。 - イラスト:
いろセカの時も書きましたが、FAVORITEのゲームは色使いが独特で惹きこまれるものがありますよね。特に一夏の相合傘、雪々の最後のCGはお気に入りです。
最後にこの作品の感想を一言、
「FAVORITE最高!!!!!!」